医療法人 いけだ東山クリニック

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池田市上空池田市上空

診療について
medical care

診療科

内科/循環器内科/糖尿病・脂質異常代謝内科/
老年内科/呼吸器内科

診療について

当院は家庭医 (かかりつけ医)として、心臓・血管疾患をはじめ各内科疾患の適切な診療が行えるよう、各種検査機器を取り揃え、適切な診療が行えるように努めています。
また、心臓・血管疾患などの専門的診療を受けられてきた患者様の通院先の病院からかかりつけ医として依頼を受けた際には、病院の先生から治療方針や見解を伺い、患者様が安心して継続診療を受けられるよう努めて参ります。

一般的な内科診療

感冒をはじめ各種感染症の診療を家庭医として診療します。また、初期診療として重症化予防に努めて参りますが、感染症の重症化が危惧される際には然るべき診療科のある医療機関に紹介させて頂きます。そのため、感染症で受診頂いた場合には初診後数日以内、または受診後一週間後に再受診頂くことがありますので、当院での診療にご協力お願いします。

肩や腰など整形外科疾患が示唆される痛みに対しても内科的視点での初期診療と同時に整形外科診療の必要性についても検討します。診察の結果、早急に整形外科的な専門的診療が必要であると判断した際には迅速に整形外科に紹介させて頂きます。
息苦しさや呼吸苦といった呼吸器疾患に関しても同様、循環器内科的視点で呼吸器疾患との関連について早急に精査し、呼吸器内科に紹介させて頂きます。また、在宅酸素療法を施行されています呼吸器疾患の方にも家庭医として定期診察に努めます。
健診 (検診)で二次検診を勧められた方には当院で健康相談をさせて頂きます。また、当院で対応できる二次検診 (心エコーホルター心電図、必要であれば追加で血液検査を行います)については行いますが、当院で対応ができないものに関しては適切に二次検診が受けられる医療機関へご紹介させて頂きます。

また、当院は『治療と仕事の両立支援』にも取り組んでいますので、職場健診の結果で就労に際して心配事がある場合や現在診療 (治療)を受けられている事で就労をどうするか悩まれている方は受診頂き、ご相談下さい。安心して就労できるよう、解決に努めるとともに生活支援にも努めます。

冠動脈疾患 (虚血性心疾患):
狭心症、心筋梗塞症

冠動脈疾患は主に胸部症状を自覚します。胸部症状と言いましても、患者さんの自覚は様々であり問診と診察のみで鑑別する事は非常に難しい病気であります。そのため、症状に合わせて12誘導心電図血液検査心エコーホルター心電図を用いて診断確定に至ります。尚、症状が重篤な場合には緊急で集学的治療が必要となる場合がありますので、その際には専門医療機関にご紹介させて頂きます。

注:現在、運動負荷試験装置はありませんが、今後の診療状況によっては配置する予定であります。

不整脈

動悸 (ご自身の鼓動を強く感じる、脈が早いなど)や意識消失 (気が遠くなる感じや眼前暗黒感といった意識消失まで至らない場合もあります)がある場合は不整脈を疑います。外来では初期鑑別に12誘導心電図を行いますが、測定時間が10秒ほどと短いため正確な言及は難しく、不整脈の精査となりますと、基本的にはホルター心電図を行います。また不整脈の要因に心臓疾患が懸念される際には適宜心エコーを行います。

恒久的ペースメーカ移植術を受けられた方には定期的にペースメーカ機能の評価を行う必要があります。そのため、当院では定期の外来診療枠とは別に第一水曜日午後にペースメーカ外来を行っています。

弁膜症

心臓には大動脈弁、僧帽弁、三尖弁、肺動脈弁と四つの弁があります。これらの弁が様々な要因で障害を受け、循環動態 (血の巡り)に悪影響を及ぼします。症状は弁膜症の程度により無症候から労作時息切れ、呼吸苦と多岐に渡ります。尚、健診など心雑音の聴取 (聴診器での診察)が診断の契機になる事も少なくありません。そのため、弁膜症の評価には心エコーを行います。

また、弁膜症は心不全の要因でもありますので、胸部症状や浮腫を認める場合には弁膜症により心臓に負担 (心不全傾向)がかかっている可能性が懸念されます。このような場合には、血液検査12誘導心電図胸部レントゲン写真心エコーを行い治療方針を検討致します。

心不全

心不全は様々な要因で発症しますので、発症予防に努める事が大切です。高血圧、糖尿病といった動脈硬化因子は、一見、心不全とは無関係のように思われますが、心不全の要因となり得ます。当院では、動脈硬化因子の治療で通院頂いている方に心不全が発症しないよう、心不全の啓蒙を行いながら診療しています。そのため、動脈硬化因子の治療で通院されている方には、必要に応じて12誘導心電図血液検査レントゲン写真心エコーを行い心不全所見の有無を評価し、随時治療方針を検討しています。また、心不全傾向もしくは心不全所見が認められた場合には心不全治療を開始し、外来治療のみでは対応が難しいと判断した際には専門医療機関に紹介させて頂きます。

下肢動脈疾患:
閉塞性動脈硬化症、
下肢動脈の動脈瘤

下肢動脈が原因で起こる症状は間欠性跛行 (歩くと下腿が痛む)でありますが、患者さん、医師ともに下肢動脈疾患と思わずに経過する事も少なくありません。また、糖尿病や慢性腎臓病 (特に維持透析例)の場合、足趾の潰瘍や壊疽といった重症化して初めて診断に至る場合もありますので、動脈硬化因子の治療を受けられている方には定期的に検査を行うべきだと考えています。検査はABI血管エコーを行うことで初期鑑別は行えます。また当院では歩容 (歩いている姿)を確認させて頂き、下肢症状が血管疾患であるか整形外科疾患であるかの初期鑑別に努めています。

また、下肢動脈疾患の要因には大動脈疾患が併存している場合もあります。その場合、他の医療機関でCTやMRIを行うことを検討します。

静脈疾患:
静脈血栓塞栓症、
静脈性血管瘤、静脈瘤

静脈疾患は主に下肢に発症します。下肢の倦怠感や下肢痛、下肢の腫脹を自覚している場合には下肢静脈疾患を疑います。時には下腿の痒みや色素沈着が診断の契機になる場合もありますので、血管エコーが鑑別に有用であります。ただし、下肢の所見は『むくみ』との鑑別が重要でありますので、当院では心不全の有無も評価しています。特に下肢の深部静脈血栓症の場合には肺血栓塞栓症を呈している場合もありますので、その際には血液検査心エコーも行い診断確定に至り、胸部症状が顕著な場合や循環動態が不安定な場合 (呼吸状態の悪化や血圧低下)には入院治療が必要となりますので、専門医療機関にご紹介させて頂きます。

睡眠時無呼吸症候群

睡眠中に息が止まる睡眠時無呼吸症候群は、一般的に、いびきや不眠の原因と捉えられていますが、高血圧の増悪因子でもあります。また睡眠時無呼吸のまま生活していく結果、様々な負の連鎖が生じ、重篤な場合には心筋梗塞や脳梗塞の要因にもなります。そのため、不眠やいびきの原因精査に用いるのではなく、高血圧の方にも簡易型PSG検査を行い、睡眠時無呼吸の評価を行い、多角的に治療が必要か否かを評価しています。

高血圧、脂質異常症、
糖尿病、高尿酸血症、喫煙

上記疾患や嗜好は動脈硬化因子と言われていますので、適切な対応ができていないと心臓疾患や脳血管疾患および下肢動脈疾患の発症に繋がりますので、お薬を服用しなくても医療機関での定期的な診療は大切です。当院ではまず生活様式を伺い、ご自身の生活様式の是正への取り組みを支援しています。その理由と致しましては、患者さんご自身が行う自己管理が動脈硬化因子の治療の基礎となるからです。そして、生活様式の是正のみで管理が不十分であると判断した際に、初めて薬物療法を開始する事としています。また、喫煙者に対しては禁煙外来 (第二、第四火曜日の午後)での診療も併用して多角的に診療して参ります。

動脈硬化因子の治療は、ご自身が主体的に行う事が一番重要でありますので、上記疾患でお悩みの方はお気軽に当院外来を受診下さい。

オンライン診療について

当院はスマートフォンをはじめタブレットやコンピュータの画面越しに来院しなくても診療を受けることができるオンライン診療を行っております。
オンライン診療を希望する際には、当院までお問い合わせ下さい。

当院で対応する
オンライン診療の対象

  • ・定期診察日に当院への来院が難しく、診察日の変更に関しても予定が立たない場合。
  • ・他施設で処方を受けているものの、内服薬がなくなり受診するだけの時間的余裕がなく、当院で緊急回避的に定期診察を含めた処方を受けたい場合。
  • ・感冒など感染症症状を自覚しており、当院への受診が困難な場合や他者との接触を控えたい場合。
  • ・健診結果に関する健康相談。
  • :オンライン診療時に対面診察が必要と判断した際には、後日改めて対面診察へのご協力をお願いします。

  • ・禁煙診療
  • ・睡眠時無呼吸症候群診療

当院では行わない
オンライン診療

  • ・精神疾患をはじめ当院の専門外と判断される診療内容。
  • ・睡眠導入薬をはじめ精神疾患治療薬の処方。
  • :定期処方に上記処方が処方されていても、オンライン診療時には処方はしません。

  • ・オンライン診療では適切な診療ができないと判断した場合。
  • :このような場合、当院への受診を依頼するか、または所在地からお近くの医療機関への受診を提案しますので、ご理解ならびにご協力をお願いします。

在宅医療:訪問診療および訪問看護

当院は診療所で行う一般的な診療に加えて、患者様の病状ならびに生活環境に応じて、適宜、往診や訪問診療にも対応致します。また、近年の核家族化、高齢者のお一人暮らしによる患者様や患者様ご家族の負担を考え、訪問看護による患者様の生活支援にも取り組んで参ります。
特に、患者様家族への『脱!介護疲れ!』をモットーに様々な形で患者様ならびにご家族に対して親身に、そして誠実に医療に従事したいと考えています。
在宅医療をお考え、または、お悩みの方は、お気軽に当院までご連絡頂くか、または受診下さい。患者様の病状やご家族を含めた生活環境をお伺いし、当院で対応できる在宅医療をご提案させて頂きます。

発熱患者さんへの対応

当院は、当院への受診歴の有無に関係なく、発熱に対する診療依頼を受けた際には必ず対応致します。ただし、発熱を呈しておられる方の多くは感染症が懸念されます。そのため、可能な限り事前に電話連絡頂けますと幸いに存じます。
事前連絡をして頂きたい理由の一つとして、当院を受診する事で、同じ時間帯に受診されています他の患者様や当院職員への感染拡大を予防する必要があるからです。尚、当院の感染予防策として当院職員の感染防護服の着用はもちろんのこと、当院入口をはじめ院内に動線を形成し、不要な接触を回避するよう努めていますので、ご協力お願いします。また、患者様が院内に多くいらっしゃる場合には、当院入口前もしくは診療所前の駐車場で待機頂く事もあります。そのような場合には当院職員がご案内致しますので、当院職員が案内に伺うまでは、当院入口前もしくは車内でお待ち下さいますよう、お願いします。
尚、当院で診察させて頂き、当院での対応や継続診療が困難と判断した際には然るべき診療科のある医療機関へ迅速に紹介手続きを取らせて頂き、専門的診療が受けられるよう対応致しますので、ご安心下さい。

予防接種

当院で接種可能な予防接種は、以下の4種類のワクチン接種です。
詳細については、当院までお問い合わせ下さい。

  • ● インフルエンザワクチン
  • ● コロナウイルスワクチン
  • ● 肺炎球菌ワクチン
  • ● 帯状疱疹ワクチン

禁煙外来

たばこは嗜好品でありますので、喫煙を無条件に否定する事はできません。しかし、喫煙は癌をはじめ心臓脳血管疾患や慢性閉塞性肺疾患の要因である事は周知の事実であります。また、たばこの主成分でありますニコチンは依存性物質でもありますので、喫煙は控えるべきであると考えます。さらには、受動喫煙も社会問題として大きく取り上げられている現状から、禁煙を促すこと、禁煙への取り組みに対する支援は非常に大切な医療であると考えています。

当院で行う禁煙診療はただ単に禁煙治療薬を処方するのではなく、患者様の生活様式や喫煙に至った経緯を伺った上で喫煙の両面性について説明させて頂きます。そして、喫煙し続ける事の問題点ならびに禁煙の重要性について十分ご理解頂き、ご本人さんや必要に応じてご家族とも協議し、禁煙できるよう根気強く患者様の支援に努めて参りたいと考えています。

また禁煙に成功しても再喫煙しては全く意味のないものとなってしまいますので、禁煙後も継続して禁煙し続けられるよう生活支援にも努めて参ります。

禁煙外来を保険診療として
活用できる方

  • ① 禁煙を直ちに希望する方。
  • ② ニコチン依存症についてのスクリーニングテストの結果が5点以上でニコチン依存症と診断された場合。
  • ③ 35歳以上でブリンクマン指数が200以上の場合。尚、35歳未満にはブリンクマン指数は不要です。
    注:ブリンクマン指数=1日の喫煙本数×喫煙年数
  • ④ 禁煙診療に対する説明を十分に理解頂き、禁煙治療に同意頂ける方。

上記4点を満たす事で禁煙治療を保険診療で受けられるのであって、禁煙治療が受けられない訳ではありません。少しでも禁煙治療に取り組んでみたいとお考えであれば、まずは一般診療として当院を受診頂ければと思います。そして、その際の診療で、禁煙に対して前向きに取り組めると感じて頂ければ幸いです。

当院の検査機器

血液および尿検査:外注検査
当院では検体を採取させて頂き、検査会社に検査を委託しています。そのため検査結果は検体採取日の翌日以降になります。
呼気一酸化炭素濃度測定器
呼気 (はく息)に一酸化炭素がどの程度体内に取り込まれているかを測定します。
12誘導心電図
ベッドで臥床頂き、四肢と胸部の10箇所にシールの電極を貼り測定します。
足関節・上腕血圧比 (ABI)
12誘導心電図同様、ベッドに臥床頂き検査を行います。四肢の血圧を同時に測定し、下肢動脈をはじめ末梢動脈疾患の初期鑑別が行えます。

ホルター型心電図
3箇所に心電図波形収集のシールを貼り、心電図波形を登録保存する小型の機器を24時間装着頂き、虚血性心疾患や不整脈の評価を行います。現在の検査機器は非常に小さく軽量でありますので、ほぼ1日着けていても日常生活に大きな支障はなく過ごすことができます。

簡易型無呼吸検査
手の指と鼻に検査機器を装着して就寝頂き、ご自宅での睡眠中の呼吸状態を評価し、睡眠時無呼吸の程度を評価します。尚、当院では二日間の睡眠中の評価を行います。

エコー
心臓をはじめ血管、甲状腺、腹部を無侵襲に評価できます。基本的にはベッドで臥床頂き、検査を行いますが、腹部や下肢血管の評価を行う際には座って頂いて検査を行う場合もあります。

レントゲン撮影機

プラセンタ皮下注射療法(自由診療)

近年、健康意識の高い方を対象に自由診療でプラセンタの皮下注射療法が実施されており、当院でも自由診療で行います。尚、保険診療で行う場合は更年期障害、または乳汁分泌不全症適応疾患であります。一方、自由診療においては、これら二疾患の限りではありません。
現在、自由診療で行われているプラセンタ皮下注射療法は、更年期障害が要因と考えられる慢性疲労をはじめとする各種症状に対してだけではなく、月経前症状や月経不順にも有用とされる臨床報告もあります。また、アレルギー症状の緩和や創傷治癒を促進する効果などの臨床報告もあり、現在、多岐にわたりプラセンタ皮下注射療法が施行されています。
ただし、自由診療で行うプラセンタ皮下注射療法には賛否両論あるのが実情であります。そのため、当院ではプラセンタ皮下注射療法について患者様との協議のもと、漫然と行う医療行為にならないよう対応致します。また、患者様からプラセンタ皮下注射療法の中止の申し出を頂いた場合、今後の診療について改めて協議ならびに検討させて頂きます。
このように、当院で行うプラセンタ皮下注射療法は自由診療でありますので、常に協議、検討することを忘れず、患者様の意思や適切な医療であることを第一に考えた自由診療に努めて参ります。

《製剤について》

当院で採用していますプラセンタ製剤はメリスモン製薬株式会社製のヒト胎盤由来成分を含有した蛋白アミノ酸製剤を採用しています。
尚、本製剤は製造工程において原料提供者の感染症歴を精査した上で製剤精製に適合した原材料であるか否かを確認しています。次に、感染症予防を目的とした加熱処理などを行い、感染症を最小限に抑える製造工程で製剤精製を行っています。しかし、各種感染症の可能性を完全に除外する事は難しいため、プラセンタ皮下注射療法を開始後、慎重に経過観察させて頂きます。尚、プラセンタ皮下注射療法を施行後、献血が行えない事も予めお伝えさせて頂きます。

《副作用》

① 注射部位:疼痛や発赤など。
対処法としては注射部位を確認した上で、なるべく同じ場所で注射しないよう心がけています。

② 過敏症 (0.1~5%未満)
悪寒、悪心、発熱、発赤、発疹など。
注射時、注射後に何か異変を感じた際には気にならない程度のものであっても、遠慮なく医師または看護師にお声かけ下さい。迅速かつ適切に対応させて頂きます。また当院では治療実績の集計ならびに報告を行い、当院で治療を受けられる方への情報を随時更新します。

《プラセンタ皮下注射療法の診療の流れ》

プラセンタ皮下注射療法をお考えの方やご希望される場合、当院外来を受診頂き、プラセンタ皮下注射療法の作用機序や効果について説明させて頂きます。プラセンタ皮下注射療法の対象であるかについて慎重に検討させて頂き、ただ単に注射を行うだけの診療とはならないよう適切な診療に努めて参ります。
ただし、診察の結果、婦人科での専門的診療が必要であると判断する場合もあります。その際には、婦人科に紹介受診頂く事をご了承下さいますよう、お願い致します。
これらの対応を行なった上でプラセンタ皮下注射療法の対象であると判断し、またプラセンタ皮下注射療法に承諾頂けましたら、承諾書に署名頂き、施行させて頂きます。

《プラセンタ皮下注射療法の実施方法》

当院では、1回の注射にプラセンタを1アンプル (2ml)皮下注射します。

方法①ー
  • ・初回から3週間は、1週間に2回プラセンタの皮下注射 (上腕や臀部を26ゲージの細い針で注射します)を行います。
  • ・4週目以降は1週間に1回行います。
  • ・計30回施行し、30回目の際には、引き続き注射療法を継続するか、注射療法を終了するかを協議させて頂きます。
  • 注1:最初に1週間に2回で開始しても注射療法開始後、1週間に1回に変更することは可能です。

    注2:基本的には上腕や臀部の皮下に注射し、顔面には注射しましせん。

方法②ー
  • ・初回から1週間に1回行います。
  • ・計30回施行し、30回目の際には、引き続き注射療法を継続するか、注射療法を終了するかを協議させて頂きます。

《診察料金》

初回は各種説明ならびに承諾書の署名がありますので、料金は2,000円 (税込)です。また、30回目は継続または終了の協議をさせて頂きますので、2,000円 (税込)とします。その他は、1,000円 (税込)です。

:現在、他の医療機関で保険診療のもとプラセンタ皮下注射療法を施行されています方が、当院で継続注射を希望される際には、現在施行頂いております医療機関から紹介状をお持ち頂ければ、当院でも保険診療で施行させて頂きます。

高気圧酸素ボックスについて(自由診療)

当院では様々な症状に対する『補助療法』の一つとして高気圧酸素ボックス(タイムワールド社製)を導入し、高気圧酸素療法を行っています。 通常、呼吸により吸入された酸素は赤血球内にあるヘモグロビンの95%以上と結合し、結合型酸素となります。高気圧酸素ボックスのような高気圧環境下で酸素を吸入した場合、結合型酸素に加えて、血清 (血液の液体成分)中に酸素が溶け込み溶解型酸素となります。特に、溶解型酸素は組織への酸素の拡散を増加させる結果、局所ならびに全身への低酸素環境を改善します。 当院では1.1〜1.3気圧の高気圧状態にした室内 (高気圧酸素ボックス)で30分もしくは60分過ごして頂きます。また、室内では50%濃度の酸素をカヌラで吸入して頂きます。

尚、当院で実施しています高気圧酸素ボックスは、減圧症や空気塞栓などに対して保険診療で行えます『高気圧酸素療法』とは異なる治療法であります。保険診療下で行う高気圧酸素療法は、日本高気圧環境・潜水医学会および厚生労働省から2絶対気圧 (大気圧の2倍、水深約10mの圧力)で1時間以上の100%酸素を吸入することが基準と提唱されています。このように、高気圧酸素ボックスは高気圧酸素療法とは異なる治療法であります。 そのため、高気圧酸素ボックスと従来の高気圧酸素療法との違いに関するご質問やご不明な点がある際には、当院外来を受診頂ければと存じます。高気圧酸素ボックスの効果をはじめ各種酸素療法についてご説明させて頂き、高気圧酸素ボックスがご自身に合った治療法なのかを検討させて頂きます。

《対象となる症状》

・睡眠不足や不眠
・頭痛、肩こり
・眼精疲労
・疲労回復 (運動後も含む)
・怪我 (捻挫、関節痛など)

《高気圧酸素ボックスの対象とはならない方》

  • ・耳抜きができない方
  • →特に、風邪やアレルギー症状などが原因で重度の鼻閉感(鼻詰まり)を自覚している場合は控えて頂いています。

  • ・妊娠中
  • ・各種ペースメーカ治療例
  • ・糖尿病でインスリン治療例

《当院で高気圧酸素ボックスを行う上での診療の流れ》

  • ・当院外来を受診頂き、お話を伺い高気圧酸素ボックスの対象であるかを検討させて頂きます。
  • ・実際の機材をご覧頂いた上でボックス内に入って頂き、一定時間、室内に滞在が可能かご自身でご確認頂きます。
  • :不安な場合は15分から行う事をお薦めしています。

  • ・高気圧酸素ボックスの実施に際して承諾書の記載は不要です。

《料金 (税込価格)》

  • ・15分:1,000円
  • ・30分:2,000円
  • ・60分:4,000円